なりきり!オリキャラさんに100も質問 -従兄弟編-
「ふうん……。私の相手は大助なのか」
「……僕じゃ、嫌、だった? 凛兄とか、他の人の方がよかったかな?」
「まさか。あんたでよかったって思ったんだよ。大助だったら、気心も知れてるし。一番一緒に居て違和感ないもの」
「茅野……」
「そんな顔しなさんなって。今から始まるんだよ。これからそんな泣きそうな顔しててどうすんの。ホラ、笑った笑った」
****************
その1:お名前は?
「あ……音羽、大助です」
「日下茅野。よろしく」
その2:画像などありましたらおねがいいたします。
「えと……用意してないそうです。はい」
「ねえ、今からそんなカチコチでどうすんの? ほら、肩の力、抜く!」
「ひ、ひどいよ、茅野。いきなり膝かっくんするなんて〜」
「その息、その息。リラックス! じゃないと疲れるだけだぞ」
「もう……、」
その3:ご活躍の作品名(ありましたら)
「タイトルがないって普通は無いよね」
「うん、普通はね。早く決めないといけないのに、何やってるんだろ」
その4:ジャンルを教えてください(アクション、ラブコメ、伝奇ものなど)
「学生と生徒の恋愛モノだって」
「んー、あんまりピンとこないなぁ。ガキに手ェだしてどうすんだって感じだよねえ」
「ど、同意を求められても、僕には何とも言えないよ……」
「だって、10とか年下なんだよ? 私にすれば。考えてみなよ、あんた、7歳の子供に手ぇ出せる?」
「や、だって、僕の年齢で言ったら本当に……ねえ」
「私の年になったってそうだよ。……モノには限度があるんだよ」
「……そ、そう、なのかな……」
その5:そのあらすじなど。(ありましたら)
「言っちゃっていいの?」
「え、まずいの?」
「だってさ、凛がいたいけな女の子を体育用具室に連れ込んで、エッチ強要する話なんでしょ?」
「え、ええ!? そ、そうなの?」
「ばーか。そんなわけないでしょ。あいつにそんなことできると思う〜? まず無理だな」
その6:主人公ですか?サブキャラですか?
「これがねえ、よくわかんないんだよ」
「なんだか僕と茅野は裏の主人公らしいけど。どうして、裏がつくんだろ」
「裏? エロイの? やだ、私、ひょっとして犯罪者ぁ?」
「そ、そんなの僕は知らないよぅ」
「ははは、ゴメン。本当は知ってる。メインじゃないんだけどね、主役と同じ扱いなんだってさ」
「ひ、ひどいよ茅野〜」
「大助弄りは楽しいなぁ」
その7:どんなポジションですか?
「私はジャイアンかな。大助のものは私のもの。私のものは私のもの」
「え、じゃあ、僕……のび太?」
「ぴったりじゃん」
「やだよ、そんなの」
その8:あだ名ありますか?
「のっぺらんって生徒に呼ばれてるの聞いた」
「のっぺらん???」
「ん。顔のパーツが小さくて見えないから、のっぺらぼうに似てるんだって。うまいこと言うよね〜」
「誰が言ったの! そんな酷いこと!! 茅野はのっぺらぼうなんかに似てないよ」
「もっとヒドイってこと?」
「そんなこと言ってないだろ! ……自分を茶化すのやめなよ。僕の方が悲しくなる」
「ごめんごめん、ちょっと言い過ぎた。ね、だから泣かないの」
「泣いてなんかないよ……」
その9:普段はなんて呼ばれていますか?
「日下先生、鬼の日下、茅野、茅野姉」
「鬼の日下なんて言われてるの、聞いたことないよ」
「うん、誰もそんな風に呼んでこないよ」
「だったらどうしてそんなこと言うのさ」
「や、そう呼ばれたら面白いなあって思って」
「面白くもなんともないよ! 全く。僕は、音羽、大助、大助くん、大ちゃんかな」
「大好きくん? あんた自信過剰だねぇ」
「誰もそんなこと言ってないだろ!」
その10:身長、体重、性別
「170cm、60kg、男」
「コラ、嘘吐くんじゃない。168cm、57kg、でしょ? 誤魔化すんじゃないの」
「ど、どうして知ってるんだよ」
「養護教諭を舐めるんじゃないの」
「職権乱用だ……」
「あははーん、誤魔化すあんたが悪いんだよ」
「横暴だ……」
「私は160cm、50kg、一応女。ごめんねー、若くもなきゃ、痩せてもなくてー」
「もう、茅野はそのままで十分だよ。どうしてそういうことばっかり言うかなぁ」
「別に卑下してるんじゃなくて、本当のこと言ってるだけだってば」
「……そんなことないのに」
その11:年齢、あれば生年月日も。
「あはっははは、私に年を聞くのねぇ。いい度胸だ。11月19日生まれ、今年で26歳。未だ独身、結婚の気配全くナシ!!」
「け、結婚なんてまだ早いよ。うん、まだ、しない方がいいよ」
「あんた、そんなに私の婚期を遅らせたいの〜?」
「べ、別に、僕は……」
「はいはい、わかってるわかってる。姉みたいな存在の私が嫁に行くのが淋しいんでしょ〜。いつまで経っても、ガキだなぁ、大助は」
「だ、誰もそんなこと言ってないだろ。僕だって、今年の4月6日で17歳になったんだから」
「ほら、やっぱりガキじゃん」
「ガキじゃないよ。茅野とだって、今は8つ差なんだからね」
「私が誕生日来たら、9つ差に戻るだけでしょ〜」
「う……」
その12:出身地はどちらですか?
「オンボロ教員団地〜」
「みんなが引っ越していってからも、僕と茅野はずっとあそこで暮らして来たんだよね」
「お陰で、うちとあんたのおやじさん、すっかり古だぬき扱いらしいけどね〜、学校で」
その13:髪の色、瞳の色、肌の色は?
「髪の毛は黒……というよりはこげ茶かな。目もそんな感じ。肌はベージュ系だと思う」
「そういえば、大助の髪、変だよね」
「変? そうかな?」
「ん。なんか、微妙にグラデかかってるんだけど、根元より毛先の方が黒いんだよね、あんたの髪。染めたんだったら、逆になる筈だし」
「でも、子供ん時からこんな感じだよ、僕」
「うん、知ってる。でも、なんか変だなーっていつも思ってた。ひょっとして、それカツラ?」
「な、そんなわけないだろ!」
「慌てるところが怪しいなぁ」
「痛! 引っ張らないでよ」
「なーんだ、つまんないの。地毛かあ……」
「当たり前だろ! 茅野は……髪、染めちゃったんだよね」
「そうだね。今はキャラメルブラウン」
「僕、茅野のまっすぐな黒い髪、好きだったのになぁ」
「だって、私肌の色が白すぎるから、髪が黒だと市松人形みたいで怖くなるんだって」
「そんなことないよ。……似合ってたのに」
「こだわるねぇ、珍しく」
その14:人種(人外のかたは種族など)は?
「普通の日本人でーす」
「うん。それ以外答えようがないよね」
その15:利き手どっちですか?
「右ー。つまんない答えでごめんねー」
「右。別にウケ狙わなくていいんだってば」
その16:眼、いいですか?
「裸眼視力全くナシ。0.03ないんじゃないかなあ。普段はコンタクト、うちでは眼鏡愛用」
「僕は茅野ほどは悪くないけど、コンタクト使ってるよ」
その17:ご職業は?(学生さんは学校名、学年をどうぞ)
「エロイなあー。保健室の先生やってまーす。ああ、響きがエロイ」
「茅野、にやにやしないでよぅ」
「あはははは、エロイ〜」
「駄目だ、もう完全に話聞いてくれない……。僕は高校2年生。D組なんだ」
その18:今の職業(学校)に至った理由は?
「大学で養護関連学科を履修して養護教諭免許取ったから〜。採用試験は受けたけど、教員免許は持ってないの。だから他の教科とかは教えらんないんだけどね」
「てっきり、茅野は桝村先生と同じ職に就きたいからだと思ってた」
「それも……ないわけじゃないけどね。それだけだったら、あの人と同じ英語教師を目指したって。養護教諭にしたのは、アルコールの匂いが大好きだから〜」
「そんな理由で?」
「そういうもん、そういうもん。だってウチの父さんだって、生物教師になったのカエルの解剖マニアだったからだよー」
「ええ、おじさん、そうなの?」
「あんたの父さんだって、日本史の先生になったの年表マニアだったからだし」
「そ、そうなの?」
「ウチの家系、大抵そんなもんだよ。アバウトアバウト」
「アバウトすぎるよ……」
「大助は、どうしてウチの学校選んだの?」
「そ、それは」
「ひょっとして、私が居たからかなぁ?」
「そ、そんなわけないでしょ。第一、僕と茅野は9歳も年が離れてて……」
「冗談だってば。何赤くなってんの?」
「あ、赤くなってなんか!!」
「ユデダコだぁ〜」
「茅野!!」
その19:今の職業(学校)好きですか?
「うん。生徒がいない間は、アルコールの匂いにうっとり〜」
「ひょっとして、……消毒液の匂いで誤魔化して、昼間っからお酒飲んでたりしないよね?」
「そ、そんなわけないじゃなあい。なに言ってるの〜」
「……茅野、僕の目を見て、同じ言葉が言える?」
「えと、……えへへ、ゴメンナサイ」
「全く。目を離すとすぐこれなんだから。手が焼けるったら」
「あははっはーん。ま、いいじゃん。ね。お酒は百薬の長って言って……」
「飲みすぎは体の毒になるだけでしょ」
「んー、かったいなー、大助は。そんなんじゃ学校もつまんないでしょ?」
「後生憎サマ。愉快な養護教諭サマのお陰で、退屈するヒマが全くありませんので」
「……厭味、言うようになったんじゃん」
その20:自分を動物にたとえると何?
「アライグマ。なんとなく、顔とかそんな感じかなーと」
「僕は何だろ……」
「あんたは熊だって」
「くまぁ? どうして?」
「なんとなく。森でのたのた日向ぼっことかしてそうじゃん」
「熊は凶暴なんだよ、本当は。可愛いもんじゃないの」
「うわ、自分で自分のこと可愛いとか言ってるー。大助、さっむーい」
「そ、そういう意味じゃなくて!!」
「でも、なんとなく、大助は熊だと思うよ」
「熊……ねぇ?」
その21:特技ありますか?
「日本酒の利き酒〜」
「……やめなってば。もう」
「お酒はおいしいんだよ〜。あんたも年食えば分かるようになるって」
「そういうものかなぁ」
「そういうもん、そういうもん。特技って言えば、あんたはとてつもなくすごいのがあるじゃん」
「? あったけ、そんなの」
「うん。人の名前と顔を覚えないこと」
「そ、それは確かにそうだけど……。そういうのは特技って言いません!」
「十分、特殊な技だと思うよ〜」
その22:ご趣味は?
「な〜んか、お見合いみたく牧歌的な話題ねぇ。この質問のが終わると『後は若い2人に任せて〜』ってなるんだよ。庭の散歩でも行く〜」
「どうしてそうなるのさ。茅野、まじめに質問に答える気、ある?」
「ないねぇ」
「……聞いた僕がバカだったよ。茅野にきちんとした答えを求めるのがいけなかったんだ」
「よくわかってんじゃん」
「ちょっとは厭味に気付いてよ……」
「あっははーん。ってことで。私の趣味は大助いじり〜。楽しい〜」
「人で遊ぶなんて、ヒドイよぉ……」
「大助の趣味は、私に弄ばれること〜」
「違うよ。そんな変な趣味持ってない」
「ひどーい。本当は嫌いじゃない癖に」
「そ、そんなこと……。僕が好きなのは写真。人物じゃなくて、風景や静物を撮るの」
「ま、そういうことにしといてあげましょ」
その23:好きな色は?
「茶色かなぁ」
「紫が割りと」
「紫ってね、変態が好きな色なんだよ〜」
「へ、へんたい?」
「うん。大助って、変態なんだ」
「ひ、ひどいよ、茅野」
その24:好きな花は?
「釣鐘草」
「紫だから?」
「もう紫から離れようよ」
「ごめんごめん。私はアーモンドの花かな」
「アーモンドって花咲くの?」
「うん。桜とか桃にちょっと似た感じの可愛い花咲かせるんだよ」
「へえ。知らなかった」
その25:ついやっちゃうクセありますか?
「家だとずっと眼鏡してるからね、コンタクトしてても、眼鏡直そうとしちゃう」
「僕は……自分じゃわかんないよ。クセなんて」
「んー、苛々してる時、喉の辺り掻き毟るのやめたほうがいいと思うよ」
「え?」
「何か心配してる時はいつも、手のひらを後ろに隠そうとする」
「そう、かな?」
「元気ないときは、いつもより言葉が敬語になりやすくなる」
「そう、なのかな?」
「うん。自分では気付かなくてもね、見てれば分かるもんだよ、そういう仕草とかで」
その26:文字、綺麗な方ですか?
「よく、文字サギって言われる〜。顔の割りに文字がキレイだねって」
「茅野!」
「はいはい、自分を下に見ちゃいけないって言いたいんでしょ。ん、でも、そう言われるんだもん。実際」
「他人がどう言ったって、関係ない。茅野の字、僕好きだよ。茅野の全部がにじみ出てる、暖かい字だと思う」
「でもねえ。大助は私に採点甘いから。もうちょっと、客観的に見た方がいいと思うよ〜?」
「……客観的になんて、見れるわけ、ないだろ」
「? 何か言った?」
「ううん。僕は、あんまり上手くないかな」
「下手じゃないと思うよ。確かに上手くもないけど」
「ははは……」
「もうちょっと自信持って、大きく文字書いたらいいと思うんだけどなぁ」
その27:得意なスポーツ(もしくはそれに類するもの)ありますか?
「うん……と、得意ってほどじゃないけど、バスケ部に入ってる」
「うちのバスケ部、男女混合の上、弱小だもんね〜」
「でもま、楽しいよ。パスすらまともに繋がらないけど」
その28:自分はギャンブラーだと思いますか?
「パチンコ、大好き!」
「や、それはさ」
「競馬・競艇・競輪大好き!」
「だから、それは」
「カジノも好き〜」
「それはそのまんま、ギャンブルでしょ?」
「うん、そだよ」
「そういう、賭け事のことじゃなくてさ。もっと、転機とかに行動できるかって質問なんじゃないのかな」
「うん、だろうね」
「だったらどうして普通に答えないの」
「つまんないじゃん、普通に答えても」
「……僕はあんまり、いざという時はうごけないかな」
「あ、無視した。ヒドイ」
その29:必殺技なんかありますか?
「一気飲みのタイムだったら、かなりスゴイよ?」
「ゆっくり飲みなよ……」
「おお、ゆっくりだったらいいんだ。大助からお許し出ちゃった〜」
「いや、そういう意味じゃなくって、ね?」
その30:食べ物の好き嫌いはありますか?
「特にはないかな。腐ってなきゃ、なんでも食えるよ」
「僕も、特に好き嫌いはないかな」
「あ、でも大助の作るおじやは別格で好き。酒で胃が荒れてる時でも、すっと入るんだよね〜」
「おだてても、何も出ないよ?」
その31:自分の声に似ている声優さんいらっしゃいますか?
「わかんない」
「うん、わかんないからパス」
その32:気になる人いますか?
「茅野は……桝村先生、なんだよね?」
「そうだよ。聞かなくたって、分かるでしょ?」
「そう、だね……」
「桝村先生、私のことちっとも好きじゃないけどね」
「……」
「気、使わなくていいよ。分かってるから。先生の目に、私は映ってないこと」
「僕は…………」
「何か、言った?」
「ううん、何も」
その33:恋人いますか?(おられない方は好みのタイプなど語ってください)
「いませーん。ずーっと、いませーん。凛と別れてから全くいませーん」
「茅野、酔ってる?」
「まさか、素面で言えるわけないでしょ。こんな淋しいこと」
「って、え? 凛兄? え? え?」
「何驚いてんの? 大助だって、今彼女いるじゃん」
「あ…………うん」
「バスケ部の先輩の千倉梓ちゃん。いい子だよね、あの子。大助のことめちゃくちゃ可愛がってるみたいだし」
「…………うん、梓先輩はいい人だよ……だけど…………」
「だけど、何?」
「何でもない」
その34:家族構成は?
「父さん、母さん、私。大助ん家も似たようなもんだよね」
「うん、核家族の一人っ子。茅野のお父さんと僕ん家の父さんが兄弟なんだよね。で、僕の父さんの方は婿養子だから、苗字は違うんだけど」
「もし婿養子じゃなかったら、大助も日下だったんだよね」
「日下大助って、何か変な感じするね」
「大助? 顔、赤いよ?」
「な、何でもない」
その35:尊敬する人は?
「凛かな。……私は、あんな風に生徒のことで一生懸命にはなれない」
「僕も、凛兄はすごいと思う。織畑先輩のこと、胃が痛くなるまで考えるなんて、普通できないよね」
「まあ、胃薬漬けは、可哀そうだけどね」
「伝わるといいよね、凛兄が気に掛けてるってこと」
その36:ペットいますか?
「解剖用のウシガエルって、ペットっていうのかな?」
「ああ、……茅野のお父さん、さばくの好きだもんね」
その37:親友いますか?
「いないなぁ〜。うん、いない」
「自信持って言ってどうするの」
「大助は居るよね。魚住くんたち」
「や……静馬と静機は、兄弟揃って僕をからかうのが好きなだけで……」
「愛されてるじゃん。ねえ」
「いやあ……親友? 違うと思うけど。どっちかといえば、悪友かなあ……」
その38:友達多いですか?
「少ないデース」
「だから、自信持って言う話題じゃないでしょ?」
「でも暗ーい顔して言ったら、それはそれで困るでしょ?」
「まあ、……そうだけど」
「心配しないでよ。私、友達はいなくても、恵まれてると思うから。凛とも未だに腐れ縁で飲んだりするし。涼も時々遊びに来るし。何より、あんたみたいに私の言葉一つでいちいち反応示してくれる可愛い従兄弟が傍にいてくれるし」
「おだてても、何もでないよ?」
「えへへ。……でも、今日の夜はおじや作ってね」
「了解」
その39:敵(もしくはライバル)いますか?
「特にはいないかなぁ。あんまり人に苛々することないし」
「僕は、……ある意味凛兄かな……本当は別に大きな敵が居るけど」
「? 何か今日、声ちっちゃくない?」
「そんなことないって」
その40:上司(先生でも師匠でも親方でも・・)をどう思いますか?
「はいはいはい、大助。私について語りなさい」
「ええ? で、できないよ。そんな、本人を目の前にして」
「悪口でも言うつもり?」
「いいことが言ってもらえると思ってる?」
「あ、言ったな〜」
「茅野はどうなの? 職員室で」
「んー、一応席あるけどね。殆ど保健室ですごすから、あんまり他の先生たちとは関わらないんだよね、実は」
その41:そのヘアスタイルは床屋?美容院?それとも・・
「美容院〜。だって、自分で染めようとしたら、全く染まらなかったんだもん」
「黒いままのが絶対よかったのに……」
「そんなに今の髪型、変?」
「変じゃないよ。ただ……個人的に黒髪の方が好きだっただけ」
「大助も染めれば? どうせ、同じ美容院だし。私と同じ色にもできるよ〜」
「染めないよ。今のままでいいの」
その42:ONの時のファッションは?(画像でも可)
「私服の上に白衣〜。やだ、エローイ。三文エロ小説のネタみたい。男子学生とか食っちゃうんだよ。やだ、エローい」
「茅野……」
「冗談だってば、怒んないの。大助は制服きっちり着るよねぇ。もう少し着崩してもいいのに」
「ちゃんとしてないと、落ち着かないんだよ」
その43:OFFの時のファッションは?(画像でも可)
「ジーンズと古着ばっかりかなぁ」
「私も古着ばっかー。あんまり裕福じゃないもんね〜、ウチ。時に大助」
「何?」
「いつピアス穴開けたの? こないだまではなかったでしょ?」
「これは……梓先輩が、似合うからって開けて」
「ふーん、ラブラブじゃーん」
「…………そんなこと、ないよ」
その44:何着て寝てますか?
「面倒くさいから本当は素っ裸で寝たいんだよねー」
「風邪ひくでしょ、そんなの」
「うん、大助がそういうから、ワンピース型のパジャマ着てる。普通のよりは脱ぎやすいし」
「僕はTシャツに短パン」
「ね、どうして顔が赤いの?」
「何でもないってば!」
その45:自分のチャームポイントはどこだと思いますか?
「難しい問題だなー。そもそも、私にチャームポイントなんてあるのか〜?」
「茅野の笑顔、僕とっても好きだよ」
「そう? じゃあ、それで。大助は全部が全部可愛いよね」
「またそうやって、身長低いのバカにするんだから……」
「あ」
「何?」
「人には卑下しちゃいけないって言っておいて、自分はそういうこと言っちゃいけないんじゃないかな〜、大助くーん」
「そ、それは……」
その46:もし、違う世界(ストーリィ)にいけるとしたら何がしたい?
「ハイ。都合により元ネタについて語れだと。私はバー店員、で、歌歌ったりしてんの」
「僕は戦災孤児で、茅野の店に置いてもらってる士官学校の生徒なんだよね」
「留年中のね」
「うるさい」
「あ、口答えしたー。可愛くないの」
その47:座右の銘(もしくは決めゼリフ)ありましたらどうぞ。
「来るもの拒まず、去るもの追わず」
「……そんなの、淋しいよ」
「でも、楽だよ。そうやって割り切っちゃった方がね」
「……そんなの、嫌だよ」
「期待してもね、返ってこないのが普通なの。そう思ったほうが、傷つかなくてすむ」
「僕は、茅野が大切だよ? だから、茅野が自分を大切にしないところ、すごく嫌だ」
その48:これだけは我慢できない!ってことありますか?
「特にないかなー。あんまり、執着しない方だから」
「もう。……茅野のそういうとこが許せないんだよ、僕は」
その49:自分がゲームになるとしたらジャンルは何がいい?
「酒飲みレースゲームとか?」
「そんなレースないよ!」
「酒飲みボードゲームとか?」
「わかんないよ、何言いたいのか」
その50:今一番ほしいものなんですか?
「長期休暇。旅行行きたいー」
「夏休みまで待ちなよ」
「待てないー。あーあ、ベトナム行きたいー」
「海外は無理だけど、今度また温泉でも行こう」
「いいねー。温泉も好き。大助が欲しいものは?」
「ううん、今、……手に入ったから」
「?」
その51:カラオケで何歌いますか?(ない世界の方ももしあったらということで)
「椎名林檎〜。音程は合わないんだけどね。大好きだからよく歌う」
「ああ、茅野、声高いからね。低い部分の音出すの苦手だし」
「うん。でも歌う。大助、あんまり歌わないよね、カラオケで」
「人前で歌うの、慣れてないから」
「折角、歌上手いのにね。バラードとか歌わせたらすごいもん」
「そう、かな? 自分じゃよくわからないよ」
その52:自分のテーマソングみたいな歌あったら教えてください。
「私は椎名林檎の『歌舞伎町の女王』だって〜。えへへ、似合う〜?」
「それ、喜んでいいの?」
「いいんじゃない? 私、自分に合ってると思うし。大助はSURFACEの1stアルバムに入ってる曲全部だってさ」
「僕は随分括りが大きいね」
「うん、どれ聞いても大助の曲としか思えないらしいよ」
その53:過去について語ってください。
「いろいろあったねえ」
「うん、いろいろあったね。……ずっと、教員団地で暮らしてきたから、もう他での生活なんて想像つかないよ」
「ホントだよね。いろいろ思い出すけど、やっぱり過去のことは過去のことでもう終わってるんだよなぁ」
「そうだね。一度キリをつけたことだから、今何を言っても関係ないんだよね」
その54:将来について語ってください。
「うちの父さんと大助の父さんは、私と大助が結婚するって思い込んでるみたいだよ」
「な、なに、それ」
「うん、なんかね。2人が結婚したら、一緒の家を買おうって、随分と前から物件探してるらしい」
「なんだかなあ……」
「とか言ってても、あんた顔が笑ってるよ?」
「そ、そんなわけないだろ」
その55:現在の悩みありますか?
「……好きなひとに子供扱いされること」
「梓ちゃん?」
「…………違う」
「んー、悩みねえ。若い頃悩みすぎたせいか、今はあんまり考えたりしなくなったなぁ。自分が何に悩んでるのかももうあやふやだよ」
「若い頃っていうと、老け込んだオバサンみたいだよ?」
「ひっどーい、大助がオバサンって言ったー」
「だ、だからー、そういうことじゃなくって。ね?」
その56:占いって信じますか?
「ぜーんぜん。全く信じない。当たらないしねぇ」
「僕は割りと、悪いことは信じちゃうなあ。いいことはあんまり信じないんだけど」
「損な考えかただねえ」
「本当、自分でもそう思う」
その57:神様はいるとおもいますか?
「いてもいなくてもどっちでもいいけどねー、正直」
「僕はいないと思う。いたら、多分恨んじゃうから。だからいない方がいいと思う」
その58:しみじみと幸せを感じる時ってどんな時?
「うちで、大助とだらだら話してる時かなあ」
「僕も茅野とぼーっとしてると、凄く気持ちいい」
「ヤだ、大助、えろ〜い」
「別に何も変なこと言ってないじゃないか」
その59:百万円(貨幣価値の違う世界の方はそれぐらいの金額だと思って)あったら何に使いますか?
「飲む! 飲み明かす!!」
「どうしてそういう考えに行き着くかなぁ……。貯めようよ、堅実に」
「自分で稼いだお金は貯めて、あぶく銭は使っちゃうのが一番だって」
その60:用をたしたばかりのトイレに500円玉を落としてしまいました!拾う?拾わない?
「拾うね、普通に」
「普通にじゃないけど、拾うね」
「拾わないって言えるのは、お金に困ったことないヒトが言えることだよねえ」
「そうだね。……今はもう、大分落ち着いたけど」
その61:現在の設定では絶対にムリなんだけどやってみたいことってありますか?
「だーめだなあ。こういう夢っぽい質問、全然浮かばない。夢ないのかなぁ」
「僕はいろいろやってみたいことあるよ」
「何〜?」
「茅野には内緒」
「けち〜」
その62:愛用品(武器とか小物とか)ありますか?
「懐中時計かなあ。小さい頃に父さんから貰って、それからずっと使ってる」
「大助、物持ちいいもんねぇ」
「そうだね。単に、古いもの好きなだけかもしれないけど」
「私はトワレが割りと好きで、よくつけてるかな。普段面倒臭がりだから、意外に思われるけどねえ」
「ELLA MIKAOのyujinだよね、いつも」
「うん、よくわかるねぇ。大助って鼻がいいんだ、意外と」
「意外と、って失礼だなぁ。桃と……カクテルみたいな匂いがするよね。茅野にピッタリだと思う」
「でしょ? 本当はELLA
MIKAO EDTが好きだったんだけどね。パッケージが竹だったせいか、3ヶ月で発売しなくなっちゃって。でも、今の香りも大好き」
その63:名作童話のお芝居をすることになりました。どんな物語で何の役がいい?
「眠り姫とか。寝てるだけでいいから楽そうだよね」
「そんなとこまで面倒くさがってどうするの?」
「もう、文句が多いなあ。大助は何がやりたいの?」
「か、茅野を起こす、役……な、なんでもない」
その64:今度生まれてくるときは異性がいいですか?同性がいいですか?
「どっちでも〜。あんま変わらない気がするし」
「確かに、茅野はどっちでも変わらない気がするなあ」
「でしょ? 大助は女の子のが似合いそう」
「そうかな」
「うん、だっていちいち可愛いんだもん」
「年頃の男に、可愛いとか言わないでよ」
その65:自分が主役のエロパロ(もしくはやおい)同人誌を見つけてしまったらどうしますか?
「いや〜ん、エローイ。そういうこと考える発想自体がエローイ」
「あーあ、茅野を喜ばせちゃった。全く、そういうこというと、子供っぽいよ?」
「そーお? 時に大助。あんただったらどうすんの?」
「どうするって」
「エロエロなんだよ。自分なんだよ」
「あ……えと、…………ううううう」
「どうしてそこで赤くなるかなあ?」
その66:自分にファンっていますか?
「いない。いたら、指さして笑う。『趣味悪〜』って」
「ヒド……」
「大助は強烈なファンがいるじゃん」
「静馬と静機を言ってるんだったら、断じて違うからね」
「そうなの?」
「あいつらは、僕の反応見て楽しんでるだけ」
「そういうのもファンって言わない?」
その67:読書はしますか?どんなもの読みますか?
「山本文緒とか読むかなあ。眠れるラプンツェルとか特に」
「どういう作家さんなの?」
「うん、なんかねえ、女の人の描写が生々しいの。で、大抵嫌なヒト。だから読んじゃうんだよねぇ」
「ドロドロしてるの?」
「うん、どろどろ。モラルもあんまりないかなぁ」
「僕はそういうのダメだな。歴史小説は割りと好きでよく読むけど」
「おじさんの影響?」
「別に、父さんが云々じゃなくて。なんとなく好きなんだ」
その68:音楽は聴きますか?好きなジャンルは(異世界の方は近いと思われるものを)
「日下の家系は割りとフォークが好きだねえ。私はそうでもないけど」
「僕も……ちょっと」
「朝から晩まで南こうせつきかされればねえ……」
「うどんが好きなのは犬に似たって曲もあったよね……」 作者注:「息子」という曲です。本当にあります……
「ああ、合ったねぇ……」
「て、テーマは好きな音楽だよ? ずれてるってば、話題」
「でもねえ。カラオケで歌う曲見れば、大体傾向分かるんじゃないかなぁ」
その69:最近泣いちゃったことありますか?そのわけは?
「ないねえ。泣くほど心が動くことがないんだよな〜」
「……つまらない、ってこと?」
「うーん、っていうよりは、諦めてるのかな。こんなもんだよなーって。ちょっと位辛いことがあっても、こんなもんだって思うと、案外耐えられたりするもんだし」
「でも、……淋しいよ、そんなの」
「でもねえ。泣いても、自分に酔ってるのかって段々冷めてきちゃって。だから、些細なことで泣ける大助見てると、何だか羨ましいとこもあるんだよね」
「だから、泣かすの?」
「そう。泣き顔見て可愛いなあって思うの」
「酷いよ、茅野」
「ほら、また涙ぐんでる」
その70:最近ムカついたことはありますか?そのわけは?
「特にはないなあ。んー、この年になると、悪口も言われなれちゃってねぇ。言われたことあるなぁーとか、これ新しいなぁとか思ってると、怒る前に話変わってたりするんだ」
「ちょっとは怒りなよ」
「何より、私が怒る前に、大助が怒ってくれるからねえ。怒る必要なくなっちゃうんだ」
「だからって……」
「ありがと。大助がいろいろ心配してくれるから、私は苛々とは無縁で居られるんだよ」
「あーあ、すぐそうやって誤魔化すんだから」
その71:自分って子供だなぁと思うのはどんな時?
「いつもそうだよ。……本当、いつまで経っても、年の差は縮めることができないんだって。焦ってばっかりで」
「焦ってもいいことないよ〜。やれることからやればいいんだよ」
「うん、でも……やっぱり悔しいよ。追いつけないのは」
「追いつこうって思ってるうちは、自分が追い抜いてることに気付かなかったりするんだよ、実は」
「……本当、厄介だなぁ」
その72:自分ってオトナぢゃーん?って思うのはどんな時?
「んふふふふ、もちろん」
「お酒飲んでるときなんでしょ」
「ピンポーン。大正解〜」
「全くもう。僕は、お酒飲んでる茅野の世話してる時によく思うよ。ひょっとしてこの人、僕より子供なんじゃないかって」
「やだ、若いだなんて。大助ったら〜」
「誰もそんなこと言ってません」
その73:最近年くったな・・・と感じるのはどんな時?
「なーんか、最近夜更かしができないんだよね。徹夜なんて、もうできないだろうなぁ」
「だったら、ちょっとくらいお酒控えたら?」
「や、お酒があれば、ずっと起きてられるよ?」
「……なんだよ、ソレ」
「大助は?」
「んー、僕は、人の顔と名前がなかなか覚えられない時かなぁ」
「それ、昔っからだよね?」
その74:肉体的なコンプレックスってありますか?
「言いはじめたならキリがないと思うの、私の場合」
「もう。すぐ、そういうこと言うんだから」
「まあねえ。でも、あんまり気にしてないんだよね、今は。周りがそんなこと気にしないひとだけが残ってるから。気にする必要ないのかなーって」
「そうだよ。気にすることなんてない」
「そういう大助くんは、まずは自分の身長と体重のサバを読むのを辞めた方がいいと思いマース」
「ひ、ひどいよ、茅野。もうそんなこと忘れてよ〜」
その75:精神的なコンプレックスってありますか?
「言わない。それは自分で乗り越えるものだから。人に晒すもんじゃない」
「じゃあ、僕も言わない」
「えー、大助のは聞きたいなぁ」
「何だよ、ソレ」
「ねー、教えてよ。ね」
「かわいこぶってもダメ」
「けち〜」
「何とでも」
その76:まだ発表されていない秘密データってありますか?
「私は殆どこういう感じかな〜。特に伏せるようなとこないし。でも、大助の方はブラックボックスだらけらしいね」
「な、何、ソレ」
「んー。私も知らないことが、あるらしいんだよねー。裏設定は一番多いらしいし」
「そ、そんなことないよ。僕だって、こういう感じだよ?」
「どうなんだろうねー。怪しいなぁ」
「あ、怪しくなんてないの!」
その77:時間には几帳面な方?
「かなりアバウト〜。ルーズではないんだけどねぇ。大体で行動するから、間に合ったり間に合わなかったり、いろいろ」
「よくないよ、そういうの」
「でもねぇ。私が待ち合わせするのって、大抵の場合大助でしょ? たとえ遅れてもずっと待っててくれるってわかってるから、ついつい甘えちゃうんだよねぇ」
「確かにさ。僕は茅野を待ってるよ。ずうっと。来るまで。だけど、みんながみんなそうとは限らないんだから」
「まあね。でもさ、私待つのも嫌いじゃないんだよ。相手が信頼してる人なら」
その78:料理ってしますか?得意なメニューありますか?
「するよ。得意料理はボルシチ〜」
「……え? とく、い?」
「ん? だって、大助いつも残さず食べてくれるじゃん、私の料理。なんでか、みんな、残しちゃうんだけどさ」
「や、だって、茅野の料理って……」
「美味しいでしょ?」
「えと、なんというか……」
「何ぃ? 歯切れ悪いなあ。でも、自分で料理するより、大助の作ってくれたご飯食べるのが好き〜」
「あ、うん。僕が作ったご飯でよければ、どんどん作るよ。うん」
「なぁんか、含んだとこがあるなぁ」
その79:お酒飲めますか?強いですか?酔うと何上戸?
「お酒大好き〜!! 残念ながらザルじゃないけど。それでも滅多に酔わない」
「もう、お酒はほどほどにしなっていつも言ってるのに」
「でもねー。飲みすぎるとべったべたに甘えちゃうんだよ私。普段だったら絶対しないこともしたり」
「……え?」
「酷かった時なんて、凛にべったべたに抱きついてねぇ。キスせがんだりして大分困らせたらしい」
「凛兄に?」
「? どして、怒ってるの?」
「怒ってない」
「だって、喉掻き毟ってるし、それにほら、眉間にシワ」
「何でもない。……茅野、僕の前以外ではもうお酒飲まないでね」
「やきもち?」
「違う。……違う。そうだよ。違うに決まってる」
「? 変なの。大助は酔ってもすぐ寝ちゃうよね」
「僕はお酒なんて飲んだことないよ?」
「いつも飲ませてるじゃん、誕生日に」
「え? シャンパンって、ジュースじゃないの?」
その80:タバコ吸いますか?日に何本くらい?あれば銘柄を。
「salam pianissimo ultra
lightなら吸う〜。他は吸わない」
「煙草も体によくないよ?」
「まあまあ、いいじゃん。別にヘビースモーカーってわけでもないし。学校じゃ吸わないんだから」
「そういう問題じゃないでしょ?」
「言うけどねえ、大助。あんた、時々煙草の匂いさせて帰ってくるよね?」
「え、……そう?」
「うん。だからてっきり吸ってるんだと思ってた」
「そんなこと……あるわけないだろ?」
「歯切れ悪いなぁ〜、怪しい」
その81:これがないと生きていけない!ってものありますか?
「茅野の我儘かな」
「ナニソレ」
「多分亡くなったら、物足りなくてつまらなくなると思う」
「変なの〜、大助、マゾなの?」
「ひょっとしたら、そうなのかもね」
「ここは否定してくれなくちゃ、つまんないでしょー。ちょっとは私のことも考えてよ」
「何だよ、ソレ」
「私だってね、大助が『ひどいよ、茅野〜』って泣きついてくれないと、つまんないんだからね」
その82:同性、異性、どっちが好きですか?
「異性かな。とは言ってもさ、別に拘ってるわけじゃないし、いつかは変わるのかもしんないけどね」
「女の人。でも……1人しか好きになったことないけど」
「1人? じゃあ、私と一緒だね」
「……うん、そう……だね」
その83:初恋はいつですか?
「私、遅いよ。高校2年になってからだもん」
「僕は……早かった」
その84:相手は誰ですか?今どうしてますか?
「元気みたい。……彼女が元気なら、それでいいんだ」
「相手は?」
「……本当は、分かってるんじゃないの?」
「何を? あ、ひょっとしてさつきちゃんなのかな〜?」
「…………いつも、茅野は分からないふりをするよね」
「私が好きなのは、桝村先生なの。……他の人は見えてないの。……大助なら分かるでしょう?」
「桝村先生、結婚してるんじゃないの? 左手の薬指に、ほら、指輪あった」
「知ってる。……それで、簡単に諦めがつくなら、とっくに他の人を好きになってるよ」
その85:初体験・・いつですか?
「大学入ってすぐ」
「……」
「大助は梓ちゃんともうえっちした?」
「な、何言ってるんだよ。そんなわけないだろ!」
「だって、もう付き合い始めて2ヶ月は経つでしょ。そろそろなんじゃないの? こういうのは男の方からガツンと」
「僕のことは放っておいて、自分のこと考えれば?」
「何で怒るかなぁ……」
その86:相手は誰ですか?今どうしてますか?
「どうだろう。合コンで一回会っただけの人だからなぁ。どうしてるかなんてわかんないや」
「そういうのよくないよ」
「今はもうやってないよ。……空しくなるだけだって分かったし」
「そうだよ……辞めた方がいいんだ……、本当は」
その87:唐突ですがあなたの一番大切な人がゾンビになってしまいました!もう相手を滅ぼすか、自分もくわれて共にゾンビとして生ける屍となるくらいしか道はないようです。あなたならどうする?
「逃げる」
「え?」
「大切な人なんでしょ? 他に変えがたい。だったら逃げる、私なら。ゾンビにもならない。相手を屠ることもしない。その人が辿り着けない場所まで逃げる」
「どうして? だって、大事なひとなんだよ」
「だからだよ。……大切ってことは、その場所に私を縛り付けてるものってことでしょう? だったら丁度いいじゃない。逃げるよ。どこまでも」
「何、言ってるの?」
「大切なものだった何だって。縛るものがあると窮屈でしょ? だから、丁度チャンスだと思って」
「茅野?」
「忘れるの何もかも。そんなに大切な人がいたってことすら」
「だったら僕は、どこまでだって茅野を追いかけるよ。茅野が自分から1人を選んだりしないように。迷惑だって言われても追い続けて、いつだって茅野の傍にいる」
「大助、気持ちはありがたいけどね?」
「あ……ごめん、重荷、だよね。それに僕は茅野の大事な人じゃないし」
「そういうことじゃなくって。……質問からズレてるよ? それじゃ、まるで大助がゾンビになってるみたいでしょう? この質問は、自分の大切な人が、なった時の話しなんだから」
「あ……」
「そういうこと。でも……ありがとね」
その88:宝物ってありますか?
「私、割と何でもどうだっていいって思っちゃうほうだけどさ。子供ん時の教員団地の思い出は、とっても大事。本当、一番時間がキラキラしてたときかもしれない」
「そんなことないよ。これからだって、気持ちのもちようで、幾らだって素敵な思い出は作れるよ?」
「本当、あんた、私の気持ちを持ち上げるの上手いよねぇ」
「……茅野が笑ってくれるなら、僕は何だってするよ」
その89:世界を滅ぼすほどの力を手に入れたら何がしたい?
「ふふ、ふふふふふ」
「茅、野?」
「やー、ごめん、ごめん。世界中のお酒に囲まれた生活を想像したら、つい……」
「あのねえ……お酒から離れようよ、少しは」
「大助はそういう夢ないの?」
「……世界を滅ぼすほどの力があっても、きっと僕が欲しいものにとっては無力だから」
「ふうん?」
「だから、いらない」
その90:自分ってボケだと思う?ツッコミだと思う?
「んー、時と場合によるよねえ」
「そうだね」
その91:ズバリ!弱点は?
「茅野。本当、ずっと振り回されっぱなしだよ、僕」
「えへへへ。大助は分かってても振り回されてくれるから、本当ありがたいよ」
「茅野は?」
「私? 弱点はないよ?」
「嘘だー」
「ホント、ホント。大助が振り回されてくれてる間は、私、無敵なんだよ? 知らなかった?」
「……本当、敵わないよ」
その92:作者についてどう思いますか?
「んー、どうなんだろうねー。私は別に酷い目に合わされてるわけじゃないから、特に何とも思わないけど」
「ちゃんと、完結させて欲しいとは思うな」
「あ、そうだね。中途半端で終わらせちゃ、ダメだよ?」
その93:作者さんへ質問/このキャラ好きですか?
好きです。愛してます。
2人セットで好きなので、もう固体識別はできません。
その94:作者さんへ質問/その理由は?
2人の関係が、会話が、考え方が、立場が、全て好みなので。
特に今回はお気に入りのキャラクター(コンビ)を一組削ったので、その分の愛が全てこちらに流れ込んでおります。
その95:作者さんへ質問/キャラ作りで参考にした他作品のキャラクターっていますか?
茅野の元キャラは「アークザラットU」のシャンテでした。思い切り過去形で。もうこれでもかというほどにかけ離れていますが。
茅野自体については、元キャラにプラスして、ローダンセ(同作品の女騎士)と久森眞(現実逃避シリーズ)、それからさくら(オフラインで書いている小説のキャラクター)の要素が入れてあります。今回一番、元キャラから変わった人ですが。それでも根本に流れるものは同じなので、違和感なく描けるのだけど。
大助は……まあ、おいおい。裏設定がメインのキャラなので、それが本編で明かされたあたりで、もう一度同じ質問を1人で答えてもらいますか。
その96:作者さんへ質問/自分と似ているところってあると思いますか?
茅野……とにかく何もしてなくても疲れているところ。発言全般。
大助……人の名前と顔を覚えないところ。覚えてもすぐ忘れるところ。
本命には一途なところと書こうとしたものの。それはこの作品のキャラクター全員に言えることなので省略〜。
その97:作者さんへ質問/メディア化されるとしたらアニメがいい?実写がいい?
実写で。
その98:作者さんへ質問/現実時間でこのキャラが初めて世に出たのはいつごろ?
他のキャラクターと同じく1998年頃から。
もっとも、その頃は大助にも元キャラにも裏設定はなかったので。そちらの設定ができてからとなると、1999年か2000年ころからかなぁ。
その99:作者さんへ質問/メインの発表媒体はネット?同人誌?
ネットですね。
その100:お疲れ様でした。最後にこれを読んでくださった方に対してキャラとして何か一言お願いします。
「なんだか眠くなってきちゃった……」
「こら、茅野。こんなとこで寝るんじゃないの。全く……世話が焼けるんだから」
「言いながらも、随分と眼が優しいんじゃない?」
「もう、起きてるなら、自分で立ちなよね。あ、ちょ、ちょっと、もたれかからないでよ。あーーーーーー」
「いったいなぁ。ちゃんと支えてよね〜?」
「いきなり凭れ掛かられたら、姿勢崩れても仕方ないでしょ。全く」
ど、どうしよう。とてつもなく楽しかった……。
元々私は親ばかだけど、やっぱりこの2人は別格で好きだなあと思い知らされたよ。